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【人事と求職者の考え方】転職の4つのステップと活動前の必要知識(後編:面接準備と会社選び)

転職準備

◎転職を成功させる4つのステップ(後編)

 

後編では実際に面接に伺う際の注意点や、就職先の選び方についてお伝えします。
是非転職活動で活用してください(^^)

面接し、内定を勝ち取る

面接ってナンパやデート、合コンにめちゃめちゃ似てるなって思っています。(自論)

お相手へ最終的にこの人良い♡って思ってもらうことが最終ゴールということは、面接もデートと変わらないのかなと思います。

例えば、
女性:私アニメが好きなんです~、もうこの前エヴァの映画見たんですけど激熱でした!
男性①:僕も見たんだよ~、最新作やばかったよね!俺も見たんだよ○○がさぁ~○○~~
男性②:そうなんだ、アニメ好きな人っているよね~。僕はね○○~

この2つの回答があったとき、男性①のほうがこの後もっと話が進んでいくよなイメージが沸くことと同じように、面接でも相手との話をスムーズに行い、好印象を持っていただくことがゴールに思います。

面接は、人柄と実績を総合判断する機会のため、『会社で活躍してくれそうかな?』『ちゃんと辞めずに働いてくれるかな?』を相手にイメージさせることです。
不況の時期は即戦力として求められる傾向があるので、しっかり自分の魅力をアピールしていかないといけないですね。

実績を含めた仕事の話をベースに話していき、相手と仲良くなること(社風に合うこと)が最終的にできていれば内定をもらえてる方が多い印象です。
(面接の翌日にすごい人が同じ職種を受けた!などの外部要因は置いておいて)

それでは、面接の流れと伝え方のコツをお伝えします^^

面接の流れ

一般的な面接では皆さんの経験において時系列で過去~現在~未来を聞かれることが多いです。

▼一般的に聞かれる内容
自己紹介→過去の話→現在の話→未来の話→逆質問

 

一般的な内容以外では、雑談ベースでお話しすることを面接とする企業も増えています。
また、面接が慣れていない会社もあり、機械のように社内で決められた質問を聞くなど様々です。
その場に応じて臨機応変な対応が必要かと思いますが、一般的な流れを抑え考えておくことでそれ以外の面接手法には対応ができますので、準備することをお勧めします^^

自己紹介

面接は通常、「自己紹介・自己PR」から始まります。ストレートに「自己紹介をしてください」や、「経歴を交えて自己PRをお願いします」、といった言葉をかけられることも多いようです。話す時間は1分が目安ですが、「5分で自分の人生を話してください」のように斜め上も飛んでくることがあるのでご注意ください。

趣味や出生の話をするのも良いのですが、あくまで面接の場ですので
実績や志望動機の話をしていきましょう!

作成例)キャリアカウンセラーせいパパが事業企画職を受けるとき

流れ:名前→会社名→実績→軽めの志望動機→現在努力してること

はじめまして!せいパパと申します!本日は貴重なお時間をありがとうございます。
私は大学を卒業したのち株式会社パパキャリへ入社し、キャリアカウンセラーとして従事していました。個人の方、企業の方双方のニーズを伺い、個別最適な支援をするよう心がけておりました。
実績としましては、2018年~2019年個人実績社内1位、2019年はチーム成績としても社内トップをいただいております。
現在は国家キャリアコンサルタントの勉強や中小企業診断士の勉強なども行っており、ニーズの高い事業立ち上げを行い収益化が見込めたことから、今回御社の事業企画職にて、多角的なサービスを打ち出したいと考え志望をしております。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。

いかがですか?
ポイントは通常の面接で他人が言わないような相手にインパクトを与えるワードを組み込むことです。
ほかの人がしていないこと例えば『トップ営業マン』『資格の勉強』などを組み込むと第一印象がよく思われます。必要があれば一緒に自己紹介から考えますのでボタンからキャリアカウンセリングの希望をしてくださいね!
過去の話

学生時代の部活の選択や、在籍していた学校を選んだ理由、学生時代の転職の軸などです。
現職より前に所属していた会社が複数ある場合はその入社理由、仕事の話、退職理由も併せて聞かれるので用意しておいてください。

現在の話

現職(前職)の入社理由、仕事の内容、仕事の実績、実績を出せたポイントです。

面接の肝ですよね、一番大事な部分です。仕事において実績を出せたポイントは、その人の仕事の姿勢・仕事に対する思いが現れる部分ですので、伝える際はしっかりと準備して臨みましょう。

作成例)せいぱぱが実績を出せたポイントを話すとき
そうですね、130%の予算達成のために定量面、定性面のバランスにアンテナを張り、量と質の担保を徹底したことですね。

定量面では月間200万円の利益を上げる必要があったので、自己予算を260万と設定し、3人~5人就職斡旋できるよう考えてました。
決定のためには10人面接に行っていただき、そのために20人の方と毎月キャリアカウンセリングを実施するよう動いていました。
また、通常フローとは別に斡旋した方の友人をご紹介をいただいくこともあり、相談から決定まで70%の確度高いカウンセリングを行いました。

定性面では、クオリティの担保のために、友人紹介件数のカウントをしていました。上振れ下振れはありますが、一定数友人紹介をいただけることは顧客満足度の一つと考え、自己研鑽、本は毎月2冊を読み、私がキャリアカウンセリングさせていただく人には何かプラスになる考えを持って帰っていただこうと日々アンテナを張りながらキャリアカウンセリングを行っておりました。
結果として2年連続No1、チーム成績もトップとすることができたように思います。

定性面、定量面で自分の仕事を分析して、お相手に伝えると伝わりやすいので、準備することをおススメします。
また、130%の利益を出す!というフレーズもポイントで、仕事に対して自分で課題設定を設けて解決していくように動くよう心がけているように感じますよね。
個人的には皆さんの実際の仕事のスタンスもそういった考えを持つともっともっと仕事が楽しくなるので、頭の片隅に入れておいてほしいです。
未来の話
転職理由・志望動機・将来のキャリアパスなどこも重要な点は満載ですよね。
それぞれ注意点、トーク例を記します。
▼転職理由の注意点
誰しもマイナスな転職理由はあります(笑)
マイナスな話をどのように前向きに話すかがミソです。

悪い例
残業が多すぎて、仕事がきつかったことが理由です。上司に話しても業務の改善ができなく、仕方がないと一蹴されてしまいました。私はもっとプライベートの時間と仕事の時間をメリハリ持って働いていきたいため、今回転職しようと思いました。

良い例
朝残業、夜残業含めて残業60hほど行っているのですが、業務改善の企画書を部署内の署名も集めたうえで提案しても変更の兆しがなく、会社的に動きが遅いと感じ転職を考えました。
残業はすること自体は自分の成長につながっていれば問題はないです。そのため、単純作業に関する改善策を提案し、外部ツールの利用や利用することによって人件費の削減案を提示しましたが、余力はないとのことだったため却下されました。今後生産性を上げより時間単価を上げていけるように成長したいという思いが強く転職に動いております。

▼志望動機の注意点
言わないほうがいい:福利厚生、会社環境は基本
扱いには注意が必要:お金の話は△
会社が大好き   :サービスや理念は〇

悪い例)
御社は福利厚生が良く、働きやすい環境だと思ったからです。給料をしっかりと上げ、キャリアアップをしていきたいと考え、志望しました。

良い例)
2点ありまして、御社の○○サービスは世の中にある単純作業を機械化し、人としての価値を向上させるツールだと思いました。現在の仕事はメーカーのため仕事内容を改善するというより、現在の仕事を回すという意味合いが強く、自分でマニュアルの構築や外部サービスの導入提案など行いましたが、限界があるように思いました。

今後は御社のような、社会のインフラを作っていくような企業にて自信を持った仕事をしていき、ステップアップをしたいと考え希望をしました。

 

▼将来のキャリアパス記載例
将来的にはマネジメントを行っていき責任を上げていきたいです。
現職でも、チームを巻き込み1000万円のプロジェクトや、社内制度の改善を行っているなかで、強くやりがいがあったんですよね。
社会に良い影響を与えることを人生の目的としている中で、自信を持ったサービスを周りに提供するということを前提として、会社で裁量を持ち働くために1年目にはトップ営業マン、2年目以降は後進の育成、3年後にはマネジメントに携わらせてもらえるよう従事したいと思っています。
逆質問

逆質問は特に何を聞いたほうがいいか?というより、会話ベースの質問しているか?重要なポイントといえます。

また、志望動機と同様、下記傾向はありますので認識しておいてください。

言わないほうがいい:福利厚生、会社環境は基本

扱いには注意が必要:お金の話は△

会社が大好き   :サービスや理念は〇

実際に行う質問ですが、下記のように行うと吉です。

悪い例)
求職者:御社で未経験から活躍されている方ってどういう方ですか?

人事:う~ん、その質問は良くいただくんですけど、自分を律せる人ですね。結局この仕事って、自分の自己研鑽が必要な仕事なので情報のアップデートは各人にお任せしているんですよ。なので、地道な情報収集や、努力できることっていうのが、何事にも当てはまると思いますが大切ですよね。

求職者:そうなんですね!ありがとうございます!

もっと盛り上げて~~って思いませんか?(笑)

良い例)
求職者:御社で未経験から活躍されている方ってどういう方ですか?

人事:う~ん、その質問は良くいただくんですけど、自分を律せる人ですね。結局この仕事って、自分の自己研鑽が必要な仕事なので情報のアップデートは各人にお任せしているんですよ。なので、地道な情報収集や、努力できることっていうのが、何事にも当てはまると思いますが大切ですよね。

求職者:なるほど、例えば皆さんは日経ビジネスとか新聞、ニュースとかで情報収集してるんですかね?

人事:そうですね、あとはメルマガなど個人ごとに登録してリアルタイムの情報収集も行っている印象です。結局当社サービスって官公庁様もお客様ですので、時代の流れは大いに大切になります。

求職者:勉強になります。ご教授ありがとうございました。次の質問なんですが~

まぁ、文章センスは置いておいて、このようにせめて1つの質問に対して、会話を広げるよう努力されるとよいかと思います。
冒頭にもお話ししましたがあくまで目的は『仲良くなる』なので。。。

就職先を選ぶ

さぁ、最重要タームになってきました。内定をいただいた後、どういった会社選びを行うか?ですね。

就職先を選ぶタイミングだと、会社の色や雰囲気、サービスは大まかに認識はできているなかで、間違った会社を選ばないようにすることが適切なキャリアを描くうえで必要不可欠です!

ここではよくある陥りがちなミスを記載して、会社選びに役立ててほしいです。

条件通知書について

条件通知書って皆さんご存じですか?
実は労働基準法第15条第1項には、「使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。」と規定されています。

簡単に言うと、企業はどんな条件で働くのか?ということを入社前に明示する義務があるということですね。

この労働条件通知書をもらわず、内定先を決定する方が非常に多いので、めちゃくちゃ気を付けてください。

私が4年間キャリアカウンセリングした中で、こんなかわいそうな人がいました。

せいぱぱ:今回はどういった理由で転職考えてるんですか?入社して3か月じゃ大変なことがあったと思うんですけど。

求職者:そうなんですよ。残業代支払うって言われていたのに、実際の契約だと支払われないし、給料が手取り20万って聞いてたのに、額面で20万だから実際の手取り16万だし、せっかく入社したけど生きていけないんですよ!

聞いたときは正直震えましたね、しかもカウンセラーになって1年目の経験です(笑)

深ぼって聞いていくと本人の不備もありましたが、人事が口頭ベースで説明されていたそうで、書面での取り交わしはしていなかったそうです。

皆さんはそうならないように気を付けてください。

配属部署のメンバー陣と15分程度の会話

結局面接って、人事、事業部長クラスor社長・役員あたりと面接することが多いのですが、
メンバー陣と会えないことってホント多いんですよね。なので必ず軽い会話ができないか相談してください。
「うちは業務効率化を図っているのでそういうのしていないんです」とかいろいろ言い訳を言う企業がありますが、普通に一緒に働く人は大事ですから。

もし断られた場合は、
ランチをご一緒させてもらうとか
15分くらい雑談するとかだめですか?とお聞きしましょう。

1時間してくださる会社は大歓迎ですが、確かに1人の求職者にたくさんの時間を割くのも企業側はいやなので、15分程度の会話を実施し、メンバーの顔が死んでいないかの確認は大切です!

終わり

ここまで転職で必要な4つのステップを紹介しました!
もし、ご説明した内容を詳しく教えてほしい、一緒に考えてほしいなどの要望があれば、気軽に総合的にコンサルティングを行いますのでおっしゃってください。

皆さんがより良いキャリア形成ができるようお祈りしています。

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