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【人事と求職者の考え方】転職の4つのステップと活動前の必要知識(前編:書類の書き方と転職の仕方)

転職準備

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こんにちは、32歳キャリアカウンセラーのせいパパです。

せいせいパパのキャリアカウンセリングでは20代~35歳までの方を対象に私が4年間キャリアカウンセリングを行ってきた経験則に沿って、情報発信をしています。

今回は年間400人弱面談をしていた中で、『転職の仕方を教えてほしい!』と質問が圧倒的に多かったため、
私の経験談をもとに転職する際に発生する4つのステップ、それぞれの情報背景に関して記します。

皆さんが転職活動を行う際に必要な知識が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください(^^)



◎転職を成功させる4つのステップ

 

履歴書・職務経歴書を作る

転職スタートをされる方に、多く質問頂いた内容が、『履歴書・職務経歴書って手書きじゃないとだめなんですか?』でした。

答えは『No!』

昨今PCを使った業務は当たり前ですし、履歴書・職務経歴書を見てPCスキルをみている会社もあることや、
1社ごとに作成する時間も暇もないですからね。

ただ、手書きで提出してくださいと言ってくる企業もありますので、その時は提出するようお願いします。肌感覚ですが30社の内1社のイメージですね。

また、現在の転職市場では基本WEBなので、必要な場合は都度要求されます。

手書きを要求されるまでは、Word,Excel形式の作成で問題ないです。
(ちなみに履歴書・職務経歴書の種類は多様のため、自身で選ぶ必要があります。)

【おすすめリンク①】履歴書・職務経歴書テンプレートダウンロードサイト
▽ヤギッシュ
https://rirekisho.yagish.jp/

履歴書の説明

履歴書(りれきしょ)とは、学業や職業の経歴など人物の状況を記した書類のことで、就職や転職時に選考用の資料として用いられる。また、学歴や職歴によって給与や資格などを決定する手続き(査定)において、それを証明する各種の書類とともに提出する。

●履歴書作成の作成目的
求職者側心理
自分の証明、書類通過をする。
企業側心理
住んでいる場所・出身学校や転職回数から自社の社員とのマッチングを考え、自己PRや資格などから応募要件を満たしているか確認をする。
(上場企業や人気企業では学歴や資格だけで判断する部署・職種もあります。)
●どういう履歴書を使えばいいの?

JIS規格(日本工業規格)の履歴書とそうででない履歴書があります。指定を受けている例は聞いたことはないので、言及がない場合は特に選ぶ必要はないでしょう。

ただ、傾向は下記を参考にしてください。

○転職回数(職歴)が5回以下の場合
→自己PR欄のある履歴書

自己PR型の特徴は使い回しができ、PRをすることができることですね。

「自己PRは会社が変わるごとに変更は必要ですか?」という質問も多くいただきますが、「自己PRは応募する職種ごとに変えることが必要」と認識をしていただくとスムーズです。

行う仕事によってアピールする仕事が違いますからね。

○転職回数(職歴)が6回以上の場合
→経歴記載のみの履歴書

○本気で受かりたい会社がある場合
→志望動機付きの履歴書を使うといいです。

ただ、私はあまりおすすめしません。自分が受かりたい会社があるという自分の希望に対して、世の中の書類通過率は30%ですからね。

1つ1つの会社ごとにHP、企業理念、サービス内容、他社との違い、自分との親和性を盛り込む労力は、書類選考の割合からしてあまり掛ける必要はないと個人的に思います。

職務経歴書の説明

職務経歴書(しょくむけいれきしょ)は、当人が過去に従事した職務・職業上の地位、および当該職務の具体的内容を、当人の職歴として時系列的(編年体)またはキャリア(経験)、プロジェクトタイプなどをベースに記載した書面のことで、第三者に提示するために使用され、時として履歴書とともに(履歴書の補完的に)使用される。

●職務経歴書の作成目的
求職者側心理
人事や面接官へ成果を出せる人物だと認識させる。
書類選考を通過させる。
企業側心理
資料の見やすさ、まとめ方や実績から会社に合う人物かを想像するため。
(履歴書と同様、人気企業だと実績のみを見て書類選考もよくあります。)

●どういう職務経歴書を使えばいいの?

作成内容は明確で、リクルートやパーソル、マイナビなど大手人材企業が出しているテンプレートを活用することをおすすめします。

おすすめできないものは厚労省が出している職務経歴書です。

履歴書と重複し記載があることや、個人的には見づらいと思います。

また、ハローワークの職務経歴書は使用の際気をつけてください。

就業した企業を羅列するだけのものもあり、資料としては内面が見えづらい構成になっているなと個人的に思います。

就職したい企業を見つける


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転職先を見つけるにあたり大切なことは、それぞれがどういったサービスなのかを知ることです。
主な観点は、”各サービスのターゲット”と”広告掲載のしやすさ”の2点です。

例えば、今現在山梨県に住んでいて、地元に就職したいんだよなぁ。という希望がある人が、東京の小さな転職エージェントへ相談へ行っても、山梨県の求人を保有していないため、実際に企業を紹介してもらえず、時間の無駄となってしまいます。(完全に憶測ですが(笑))

もし地元に就職したい!という思いが強いのであれば、使うべきはタウンワーク等のフリーペーパーや、ハローワークを利用するのが手ですね。

また、求人幅を広げるためにリクナビネクストなど大きな転職メディアを利用することが吉でしょう。

それぞれの特徴をまとめますね。

転職メディア(タウンワーク等紙媒体含む)

転職メディアはご存じの通り、メディア集客ツールの一つで、webで企業が掲載企業へ広告費を支払い、転職を考えられている皆さんがご気軽に見ることができるビジネスモデルです。

一方で駅やファミリーレストランで設置してあるフリーペーパー主力のメディアがあります。それぞれの特徴があり、掲載数を見ながら違いを認識していきましょう。

Web
『リクナビネクスト』・『エン転職』・『マイナビ転職』・『doda』・『type』

doda      :  79,389件 (内一都三県41,436件)
type       : 2,631件  (内一都三県2,464件)
エン転職     : 11,838件(内一都三県5,923件)
マイナビ転職   : 12,808件(内一都三県5,905件)
リクナビNEXT :   49,699件(内一都三県23,081件)

※データは2021年5月6日9:40時点で、私が各サイトへ訪問し、ページ上に表示された求人公開件数を記載しています。

<各サービスのターゲット>
雇用形態:正社員、契約社員が多いが派遣や、アルバイトを含むメディアもある。
対象:全国(求人掲載件数は一都三県が約5割以上を占める。)

フリーペーパー主力
『タウンワーク』・『イーアイデム』

タウンワーク: 588,018件(内一都三県 不明)
イーアイデム: 130,807件(内一都三県 不明)

※データは2021年5月6日10:20時点で、私が各サイトへ訪問し、ページ上に表示された求人公開件数を記載しています。

<各サービスのターゲット>
雇用形態:アルバイト雇用が比較的多いが、正社員向けサービスも立ち上げている。
対象:全国(地元求人多め)

掲載件数の違いについて

理由は一つで、前述した”広告掲載費用です!

圧倒的にタウンワークの掲載費がdodaの掲載費より安いことがわかります。

そのため、採用予算を確保しづらい企業も気軽に掲載しやすい傾向があります。
具体的には、採用予算を割きづらい企業も掲載することが可能という観点ですね。

首都圏で転職する場合はwebメディア、地方で転職をする場合はフリーペーパーメディアというすみわけ認識を持っておくと、無駄足を踏まず、活動に動けると思います。

転職エージェント(人材紹介会社)

転職エージェントって最近よく聞きますよね。

転職エージェントはキャリアカウンセラー(求職者の方へ転職先の紹介や、今後のキャリアについて提案してくれる人)とリクルーティングアドバイザー(エージェントと契約している企業の方へ、求職者の紹介や日程調整、入社日調整などを行ってくれる人)の2種類が求職者と関わり、転職先を個別に提案してくれるというサービスです。

現在転職エージェントを利用し転職する人は20人に1人といわれるサービスとなってきていて、有料職業紹介事業数(転職エージェント数)は20,783事業所(前年比7.4%増)となり、免許を取得する事業所は増え続けています。

ビジネスモデルはヘッドハンティングは例外とし、人材紹介サービス(カウンセリング→企業紹介→面接→内定→内定承諾→入社)を事業者が行い求職者が入社をすることで手数料が発生するサービスです。(完全成功報酬型と呼びます。)

採用手数料は他採用手法に対して容易ではあるものの、価格が高いため採用ハードルが高くなる傾向があります。

大手エージェント(リクルートエージェント、dodaエージェントサービス)と中小のエージェントのそれぞれの特性が違うのでお話します。

〇大手エージェントについて
大手エージェントの3つの特徴
▽マッチングシステム
└AIや求人ページの閲覧履歴から求職者が見たいであろう求人を表示しやすくするモデル
└キャリアカウンセラーが求職者へシステムの検索条件から出てきた企業を提示する。
▽完全分業制
└キャリアカウンセラーとリクルーティングアドバイザーがそれぞれ分かれている。
▽圧倒的な求人数
└システムを用いた業務効率と大手の人材リソースから求人数が圧倒的に多いです。
例)リクルートエージェント公開求人約11万件、非公開求人約15万件(2021年5月現在)
参考リンク:リクルートエージェント求人情報

求人状況の把握や、人気求人、職種に応募を考えている場合は登録をしたほうが良いと思います。

ただ、キャリアカウンセラーがピンキリな点と、もう一つ踏み込んで提案をしてほしいというとき、初回のカウンセリング以外で時間をあまりとってもらえない点は、ちょっと寂しさを感じますね。

〇中小エージェントについて

大きなエージェント同様求人数は公開されていないですが、私が所属していた20人規模のベンチャー企業では外部のサービスを使って約3,000社ほど。

また、実際に年間で決定している企業数は40社くらいです。

中小のエージェントの特徴は求職者へ紹介をする会社の経営方針・給料・入社されている方の人柄など、とてもよく認識しています。

中小のエージェントの特徴は主に3つ
▽一気通貫型
一気通貫型は業界用語で、キャリアカウンセラーとリクルーティングアドバイザーを両面担当する手法です。
求職者・企業それぞれのニーズを直に把握しているため、キャリアカウンセリングの質が完全分業制より高くなることが想像できます。また、工数のかかるコンサルティングのため、求人アウトソーシングサービスを抜くと数は圧倒的に限られます。
▽求人数が少ない
大手と比べると、システム・業務効率の支援はマンパワーで行われる企業が多く。
中小の企業数は3000社から1万社ほどです。
また、求人の紹介先を10社から20社ほどと限定しているエージェントも多いです。
▽中小型分業制企業
完全分業制と一気通貫型の間の企業ですね。良い理念を掲げている企業も多くある一方で、ゴリゴリコンサルタントの企業も多いので、見極めは必要です。

一方でキャリアコンサルタントのピンキリが大手エージェントより激しくなるため注意をしてください。
例えば、大手人材会社の事業部長クラスや人材業界20年の猛者が会社を立ち上げられた方がカウンセリングを実施していただけることはうれしいですね。

そういう方にキャリアカウンセリングをしていただくなら大手エージェントより圧倒的に良い提案をしてもらえますからね。

ただ、ベンチャー企業だと、人材業界の経験、キャリアカウンセリングの経験値が浅い方もいらっしゃり、別の業界で働いてきた営業マンがキャリアカウンセリングを行うケースも少なくないのです。
自分で探したエージェントや、友達から紹介されたエージェントでも気を付けて臨んでください。

リファラル・紹介採用について

リファラル採用
友人・知人が所属している会社を紹介してもらう採用手法のことです。
推薦がついている採用と思ってもらえればよくて、書類の通過から内定までは通常の選考フローよりハードルは低いです。

紹介採用
友人や知人のお知り合いの会社を紹介してもらい、採用を行う手法です。

リファラル・紹介採用は義理を重んじる採用のため、採用ハードルが低いというメリットは大いにありますが、注意が必要です。

▽何かあったときやめづらい
└給料詐欺、人間関係、職種詐称などもしものことが会社で起こった際にやめてしまうと、友人・知人の顔に傷がついてしまうため、キャリア選択肢が狭くなる。

私の知人が奥さんのお父さんから紹介を受け、知り合いの会社に入った際、仕事がつまらなすぎて、顔面真っ青でコミュニケーション不良になり死にそうになっていました(笑)

他人事ですが、注意点は認識したうえで動くようにして下さい。
ご認識の通り、上記の採用手法で会社はお金を払う必要はありません。

ハローワークについて

ハローワークは、国が運営する行政機関で全国に500箇所以上ある公共職業安定所のことです。就職を目指す人々のサポートを行ってくれます。雇用保険や失業手当の手続きを行なう場所と併せて、求人の閲覧や申し込みも行なえます。そのほかにもキャリアカウンセリングや書類添削、面接指導なども利用が可能です

企業のハローワーク掲載費用は無料のため、数多くの求人があります。
また、全国500箇所以上あることからも地元に特化している求人が多いです。

私の妻は子育てのためハローワークで転職させました。

ただ、求人が見づらい!情報がない!わからないことだらけなので、地元転職の相談も気軽におっしゃってくださいね。

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