ビジネスモデルって聞いたことはありますか?
ビジネスモデルとは、企業・団体の利益を出す仕組みのことを示します。
私がビジネスモデルって言葉を知ったときは、教育業界を退くタイミングで、
正直、人材業界に進むまで全く知りませんでした。(笑)
ビジネスモデルを知ることでたくさんの情報を抽出することができます。
顧客:個人
商材・サービス:日用品や食品全般
金銭授受のタイミング:商品購入時
顧客:法人
商材・サービス:各業界のシステム開発やインフラ構築などのコンサルティング
金銭授受のタイミング:納品時
このように、ビジネスの流れを分析することで、大枠を理解につながります。
今回はビジネスモデルモデルを認識することで、各業界の簡単な仮説を立てることができる
という観点でお話をできればと思います。
・新しい業界にチャレンジしたい
・自分のいる業界以外の知識が欲しい
・世の中の仕事の種類が分からない
こういった悩みを持った人におすすめくま🐻
ビジネスモデルからわかる5つの仮説
今回のビジネスモデルの話では、各企業が取り扱う商材やサービス、提供する顧客、金銭授受のタイミングにフォーカスして話します。
記事でわかったことは、自分が転職を希望している業界にも当てはめて、
自分が本当に志望して良い業界か否かの判断や、面接対策にも活用できる内容になっていますので、
ぜひ最後までお付き合いください。
※注意:今回の記事でお話しすることは仮説です。当てはまらない会社もあります。
傾向①:休日
着目ポイント:商材やサービス、提供する顧客、金銭授受のタイミングから仮説を立てます。
顧客:個人
商材・サービス:日用品や食品全般
金銭授受のタイミング:商品購入時わかること:シフト休み。個人の顧客が対象のため土日にお客さんが集中する。アルバイト・パート社員が休んだ際は、休日出勤の可能性あり。
顧客:法人
商材・サービス:アプリケーションソフトやソフトウェア開発全般
金銭授受のタイミング:商品の納品するタイミング
わかること:システムを法人向けに納品する仕事のため、通常勤務は平日。
→納期が間に合わない状況になったときは、夜勤や休日出勤はあり。
顧客:法人(派遣先)・個人(派遣スタッフ)
商材・サービス:派遣スタッフ
金銭授受のタイミング:派遣先で派遣スタッフが常駐したタイミング。わかること:派遣スタッフ(個人)と派遣先(法人)の間を取り持つ仕事、平日勤務が基本。
→土日にも派遣スタッフが仕事しているときは、休日に呼び出されることも多々ある。
仮説②:給料
着目ポイント:顧客に提供するサービス・商材の単価をチェックして粗利益から仮説を立てます。
粗利益が高い会社ほど、給料は高い傾向にあり、低い会社ほど給料が低くなります。
行きたい業界、会社の営業利益は確認をしましょう。
例)トスネット(単体)の場合(2020年度)
従業員数:447名
営業利益:4億
1人当たりの営業利益:890万円
平均年収:262万円
『自分が進む業界、企業の年収が生活できない年収だった!』なんてことがないように
一人当たりの粗利益と、一人が生み出すことができる利益に関しても着目することで、
給料に関して仮説を立てられます。
仮説③:残業時間
着目ポイント:残業時間は粗利益(営業利益)と提供サービス内容から仮説を立てます。
例)教育サービス業(塾)
粗利益:ビジネスモデル上低い。
提供サービス内容:教育サービス
わかること:利益確保と教育指導に時間関係なく取り組む傾向がある。
提供するサービスにこだわりを持てる会社(教育・コンサル・人材サービス)は、残業時間が多い傾向があります。
また、一つの利益が薄利だったり、1件の受注をすることが難しい方場合もこれが言えます。
仮説④:苦労とやりがい。
着目ポイント:苦労とやりがいは商品の作り方と折衝対象で仮説を立てます。
例)食品メーカーの営業
商品作り方:工場にて製造
折衝対象:スーパーやコンビニの商品企画担当、仕入れ担当
わかること:工場と担当者の板挟み。顧客から無理な商品の発注が来た時、工場に怒られてしまう。
一方で商品企画担当と開発したものが世間に並ぶときはやりがいを感じるでしょう。
やりがいや苦労は、仕事における結果や人間関係で生じることが多いです。
念頭に置いておくことで、業界研究が進みますし、
面接で『こういう大変なことがあると思いますが、覚悟して応募をしています!』
というようなアピールポイントにもつながります。
仮説⑤:得られるスキル
顧客に提供するサービス・商材と折衝対象
提供するサービス:企業へ優秀な人材の斡旋。転職希望者のキャリアカウンセリング折衝対象:社長や人事。個人の転職希望者。得られるスキル:ヒアリング能力、採用計画立案力。等
一人での成長は限られるというのと一緒で、
自分がどういう環境に身を置くのかということを考えると良いです。
最後に
ビジネスモデルを意識することで、今後の転職活動における『業界研究』の質が格段に上がります。
業界に関して無知でも、ビジネスモデルを認識するだけでわかる情報がたくさんあります。
是非、今後の転職活動に役立ててください。
個人で業界研究も含めた、転職相談も受け付けています。
気軽にキャリアカウンセリングのお申込みをしていただけると嬉しいです。
皆さんの今後の活躍を心から祈っています。
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